2026年9月23日、渋谷ヒカリエでひとり貿易塾13期の入塾式を開きました。祝日の昼下がり、ほとんどが初対面という部屋には、少しの緊張と、これから始まることへの高揚感が混ざった空気が流れていました。

今日からあなたも貿易家です
大竹先生の第一声は、毎期この言葉から始まります。
入塾おめでとうございます。今日からあなたも貿易家です。

これから学ぶ人、ではありません。今日からもう貿易家として動き始める。そう言い切ってもらえることで、席に座っている時間が準備期間ではなく、はじまりの日に変わります。
実際に、この日から動き出している方もいました。10月の香港・中国の展示会に行きますかと聞かれたとき、会場ではほとんどの手が挙がっていました。
まず、ものの見方を変える
最初の講義は、ひとり貿易の全体像について。けれど大竹先生が一番はじめに話したのは、商品の探し方ではなく、ものの見方についてでした。
ほとんどの人は、サービスを受ける側に立っています。けれど街の看板も、電車の中吊りも、コンビニの棚の並びも、すべて誰かが仕掛けたもの。その仕掛ける側の目線を持てるかどうかで、同じ景色がまったく違って見えるようになる。
この視点の切り替えが、ひとり貿易の入口になります。どれが儲かるかを価格差だけで追いかけると、いつまでも人と同じ商品を、人より安く売る戦いから抜けられません。そうではなく、日本でその商品を扱えるのは自分だけ、という状態をつくる。だから貿易家同士は商品が被らず、お互いのプロジェクトを応援し合える関係でいられます。
一人ひとりの言葉に、それぞれの入口があった
入塾式では、一人ずつ前に出て自己紹介をしていただきました。




なぜここに来たのか。何を変えたくて申し込んだのか。最年少は19歳。同じ会社の同僚として二人で来られた方、ご夫婦で参加された方、すでに独占販売権を取って輸入を始めている方、この日がちょうど誕生日だった方もいました。
前に出て話す時間は、決して長くはありません。それでも一言ずつに、その人がここに至るまでの背景がにじんでいました。前夜祭では、この9ヶ月で達成したい目標という宿題が出ていて、その答えも最後のワークで一人ずつ発表しています。
多様性を楽しむ

大竹先生が繰り返し話していたのが、多様性を楽しむということでした。
海外のメーカーとやりとりをしていると、メールの返事が3週間来ないことも珍しくありません。日本の常識で腹を立てていると、何も進まなくなってしまいます。文化が違う、時間の感覚が違う。その違いごと面白がれるかどうか。
それは相手が海外のメーカーでも、隣に座っている仲間でも同じです。ひとり貿易塾には、学生の年齢の方から80代の方まで在籍しています。歩いてきた道がまったく違う人が同じ教室にいることが、そのまま学びの幅になっていきます。
その日のうちに、AIで商品を探しはじめた
講義の後半は、手を動かす時間になりました。全員がノートパソコンを開いて、AIに問いかけながら商品を探していきます。


クラウドファンディングのページを開いて、いまどんなジャンルが動いているのかを眺める。気になった商品を書き出して、またAIに聞き返す。入塾式のその日のうちに、もう最初のリサーチが始まっていました。
AIの使い方を、聞いて終わりにしない。その日のうちに自分の手で動かしてみる。13期はこの形で進んでいきます。
最後に、予祝をしました

ひとり貿易塾では、必ず予祝をします。うまくいった前提で、先に喜んでおく。
前夜祭で出ていた宿題は、この9ヶ月で達成したい目標でした。いちばん高い目標と、最低限ここまでは届かせたい目標。それを一人ずつ前に出して発表し、叶った日の自分を思い浮かべます。
まだ何も始まっていない初日に、達成したあとの景色を先に見ておく。9ヶ月のスタートは、ここから切られました。
ここから9ヶ月が始まります

これから9ヶ月、商品を探し、海外のメーカーと交渉し、クラウドファンディング。思いどおりに進む日ばかりではないと思います。
それでも、隣に同じ時期に始めた仲間がいて、先を歩いた講師がいて、いつでも聞ける場所があります。ひとり貿易だけれど、一人ではありません。
13期の皆さん、ご入塾おめでとうございます。ここから始まる一人ひとりの物語を、楽しみにしています。




