合同会社オティック 小川 徹 様 / 男性 / 70代以上 / 東京都

自分の直感によってビジネスのアクションを起こすかどうかの決断、つまり直感と決断が重要だと思いました。

簡単な経歴を教えてください

40年以上ずっと商社活動をしてきました。主に機械や造船関係などの工業製品の輸出で、向け地はヨーロッパ、イスラエル、中国、アメリカなどです。現在も顧問契約ですが会社に籍を置いてまだ現役です。

参加されたプロジェクトを教えてください

セカワク!!貿易家アカデミー

私の商品はこちらです①

私の商品はこちらです②

商品との出会いのエピソードを教えてください

2018年9月にセカワク0期生として入学し勉強し始めましたが、その年の10月に香港のGlobal Sourceという展示会でシューズリフレッシャーという商品に出会いました。わたしはこの商品が日本未発売であると聞いた時、MAKUAKEに適している商品だと直感的に感じたため、その場でメモランダム(覚書)を交わし、仮発注書まで書いてサンプルオーダーをしました。展示会の初日だったので、わたしがそのような契約を交わしたのは最初だったのがラッキーでした。後で聞いたところ、セカワク生を含め5名の日本人が代理店になりたいと言ってきたそうです。わたしもメモランダムの約束をメーカーの社長がちゃんと守って他の人を断ってくれたのが最も重要なポイントだったと思います。その時は既にマクアケで取り上げたいアイテムとしてプロジェクターを決めていたのですが、シューズリフレッシャーに出会ってすぐに変更してしまいました。わたしは、取り上げたい商品というのは、目を皿のようにして探し回るというより、”出会う”のではないかと思います。人と人との出会いも、親友や恋人、結婚相手なども、血眼になって探すのではなく、こちらが意識していない時に出会うのと同じだと思いました。後は直ぐに決断できるかどうかが重要でしょう。その意味で、展示会は目を血走らせて絶対何か見つけてやると意気込むより、むしろ鼻歌交じりにピクニック気分で行く方がよい面があるのかも知れませんね。

クラウドファンディングにチャレンジした感想

セカワクの授業の中で、ある講師の方が、クラウドファンディングと他のAmazonや楽天などのネットショップとの決定的違いは、Amazonや楽天の顧客は欲しいものがあって、その商品を検索し、品質と価格によってどれを買うか決めるのに対して、クラウドファンディングの客は欲しいものがあって行くのではなく、何か真新しいもの、画期的なもの、未だ世の中に存在していないもの、奇想天外なものを、見つけに行くのだ、と言われました。これはわたしにとって”目から鱗”の衝撃的発見でした。マクアケの商品群を見ると確かにマクアケ好みの商品群があって、それはAmazonや楽天などとは本質的に違うと感じました。シューズリフレッシャーという商品でマクアケにチャレンジしましたが、これを取り上げたのは、Amazonでは全く無視されても、マクアケでは非常に反響があるのでは、という予感がしたからでした。これは論理的に計算したものではなく、むしろ直感的に感じることで、自分の直感によってビジネスのアクションを起こすかどうかの決断、つまり直感と決断が重要だと思いました。

どんな結果に繋がりましたか?

初めてのマクアケ体験でしたが、わたしは9月セカワク入学、10月香港展示会、12月終わりマクアケ出品、2月ギフトショーと最短で一通り大竹先生の唱えるビジネスモデルを経験し、自分なりにその知識・技術を習得するのが目的であったので、結果にはあまりこだわっていませんでした。マクアケは独占契約権の期限の問題から実質的に1ヵ月ほどしか出品できませんでしたが、予想を大きく上回って約700万円も達成しました。MOQ(最小発注数量)が1000個だったので、マクアケ以降どうやって売ろうかと思っていましたが、マクアケの一カ月でほとんど完売し、次の1000個も、ギフトショウで出会った業者を通じて1年でほとんど完売できました。ただ、ヨドバシカメラ・ビックカメラなどの店舗への展開を考えていた矢先、不良品が出たため、保証期間の1年間にどれくらい不良がでるか見てみようということで、見送ったところ、次世代モデルが出るため本モデルは製造中止になり、店舗展開ができなかったのが心残りでした。実際は2000個中40個の不良で不良率2%だったため、それほど心配はいらなかったようでした。

今後やっていきたいことを教えてください

去年1月に合同会社を立ち上げ、3~4アイテムで当面の目標であった平均月商100万円を超えたので、クラウドファンディン第2弾にチャレンジしました。今後は店舗展開で、さらなる飛躍を期したいと思います。

他の先生(コンサルタント)と大竹の違いはどんな点でしょうか?

この分野で他の先生やコンサルタントはあまりよく知りませんので、比較することはわたしには難しいのですが、わたしが感じたことを率直に言わせていただくと、1)ご自分の経験からする輸入ビジネスに関する知識が、あらゆる分野で驚異的に広い、2)極めて広範な知識を体系化する能力が非常に優れている 3)人に伝える点で、言語的表現力が的確で極めて分かりやすい 4)数えきれないほどいる教え子がいる中で、一人一人の問題点を無視せず親身に考えてくれる、結論的には非常にいい先生です。

大竹(ユビケン)に一言メッセージをお願いします

わたしがセカワクに入学した目的は、他の人とは少し違い、定年後の仕事として貿易家を選んだということでしょう。わたしは長年商社活動をしてきましたので、定年後も世界を渡り歩くような仕事をサイドビジネスでもいいからしたいと思い、何かいいものはないか探していましたが、貿易家というビジネススタイルを聞いて、これだ!!と思いました。案内の集会で、希望すれば誰でも入れるわけではなく選考があると聞いて少し不安だったのですが、入学許可の大竹先生の動画付きメールが来て、これで俺の定年後に打ち込めることが見つかったと思いました。展示会ークラウドファンディングーギフトショウというビジネスモデルを一通り習得できたので、今後もこれを軸にコツコツやっていきたいと思います。このビジネスモデルは、だんだん難しい面も出てきますが、基本的にすばらしい発想だと思います。期せずしてまだ完全リタイヤ―できないでいますが、リタイヤ後の年金不足分を補うレベルまで何とか発展させて行きたいと思っておりますので、今後ともご指導ご鞭撻いただければ幸いです。

最後に、これから貿易家を目指す方へメッセージをお願いします

ビジネスはリスクと背中合わせだと思います。ここで一番重要なのは、リスクを数値化すること、同様に自分にとって何が成功で何が失敗かも明確に数値化することだと思います。これは人によって全く違います。例えば100万円をどぶに捨ててもポケットマネーで大したことではないというい人にとって100万円はリスクではありません。リスクとはあくまで心臓をナイフでえぐられるような痛みを伴うものであり、金額は人によって千差万別です。そしてリスクに限界を設けることが必須です。わたしは”生活に支障が出ない程度”がリスクの限界だと考えます。そういう観点からリスクとしての投資額を数値化します。そして、投資額に対して、いくら回収できるかによって成功か失敗かを数値化します。つまり自分にとっての成功は、投資金額の回収率が50%か、80%か?100%か?200%か?つまりリスクを数値化し、成功失敗の基準も数値化するわけですが、成功する可能性が50/50であれば、清水の舞台から飛び降りる決断をするべきだと思います。ビジネスを始めることは常に冒険ですが、熱き心と冷めた頭の両方が必要だと思います。

この記事を書いた人

ユビケン